DMEの製造

 DMEの製造法には、メタノールから脱水反応によって製造するメタノール脱水法と、天然ガス、石炭、バイオマス等を原料として製造した合成ガス(H2、COを主成分とするガス)から直接合成する直接法があります。現在利用されているDMEの大半はメタノール脱水法で製造されています。

日本国内のDME製造プラント及びrDMEの製造

 2025年4月時点において稼働している国内のDME製造プラントは、三菱ガス化学の新潟工場にある公称生産能力年産8万トンです。
製造されるDMEは、噴射剤や発泡剤等の化学品用途を中心に利用されています。
三菱ガス化学の新潟工場では、2024年3月に消化ガスを原料として国内で初めてバイオメタノールの製造を開始しており、これを原料とすることにより必要に応じてrDMEの製造も可能となっています。

年産8万トンDME普及促進プラント

年産8万トンDME普及促進プラント

新潟県下水道施設(水処理設備、消化槽、消化ガスホルダ)から、ローリーで新潟工場(消化ガスホルダ、メタノール製造設備、Carbopath™ Bio)へ

スラリー床直接合成法によるDME製造技術の開発

 本技術の特徴は、構造が単純でスケールアップが容易なスラリー床反応器と高効率でDMEを直接合成する触媒を用いることです。
このDME直接合成技術を商用化可能な段階まで開発するため、2002年度より5年間、経済産業省から補助を受け、日産100トンの実証プラントを用いる技術開発が、JFE、大陽日酸、豊田通商、日立、丸紅、出光興産、国際石油開発、エルエヌジージャパン、石油資源開発、トタルの10社により設立された研究法人有限会社ディーエムイー開発により実施されました。
2003年度から2006年度にかけて、5ヶ月間の長期連続運転を含む運転が5回行われ、技術が実証されるとともに、各種エンジニアリングデータが取得され、商用プラントヘのスケールアップ技術が確立された後、現在、レンファッド(株)に本技術が継承されています。

日産100トン直接合成実証プラント

日産100トン直接合成実証プラント